無能なの?海洋大の休講連絡が遅かった理由
先日の台風第24号(チャーミー)は、2018年9月21日に発生した台風である。
関東平野の西側を、非常に強い勢を保ったまま通過していった台風24号は、東京都八王子市では、45.6m/sの最大瞬間風速を観測するなど列島各地に甚大な被害を及ぼした。
関東に最接近する前に、西日本各地の台風の状態が中継されていたことは記憶に新しいだろう。
『こんなん容易に交通機関止まるのわかるやん???』
しかしながら、台風の危険性がニュースで叫ばれている中、一向に大学からの連絡はない。
そしてついに、前日から、今か今かと休講連絡を待ち望んでいた学生へ大学から、10月1日午前7時にやっと以下のメールが届いた。
「えっ!?電車も止まってたりありえん公共交通機関乱れてるのに全休じゃないのかよ💢」
もちろん、私は、1限に行く時間に家を出たにも関わらず、2限の始業時間に間に合わなかった。海洋大は、全員寮生か大学周辺に住んでいると考えているか?
ここではなぜ、こんなにも休講連絡が遅いのかについて考えてみた。
ホームページに公開されている【荒天時の授業取扱:東京海洋大学】には以下のことが書いてあった。
休講となるのは、東京23区内に警報が発令されている時のみである。
- 台風が原因の警報の時
【1】午前8時50分までに警報が発令された場合
1時限および2時限の授業等を休講とする。
午前11時の時点で警報が解除されていない場合は、3時限以降の授業等も休講とする。
【2】午前8時50分を過ぎて警報が発令された場合
警報が発令された次の次限の講義から休講にする。
【3】台風による警報の発令以前であっても帰宅困難な状況が予想される場合
学長が授業等の休講を決定する場合がある。
- 台風以外が原因の時
【1】台風接近以外による警報等が発令された場合
学長が休講の必要を認めたとき決定する。
【2】広域にわたる公共交通機関の運休が発生した場合等
学長が休講の必要を認めたとき決定する。
つまり、
休講の連絡は学長判断の場合のみである。
23区内に警報が出ていて授業等を休講する場合、休講連絡は来ないのである。(無能か?おい、ふざけるな。)
実際、平成30年10月1日の警報はどのようになっていたのだろうか。
海洋大のある港区は、
- 波浪警報(2018年10月1日午前5時4分解除)
- 暴風警報(2018年10月1日午前5時4分解除)
「あれれ、あと2時間警報が出ていれば。。。」
これでは、学長抜きで休講にするための規定に当てはまらないのである。
これにより、学長が気持ちの良い台風一過の晴れわたる空の下、快適な眠りから目覚め休講の判断をするまで、教務課は、休講の判断ができなかったのではないだろか。(竹内学長、電車動いてないし、はやく休講にしてや。。。)
つまり、教務課を無能呼ばわりして攻めるのはお門違いである。
お役所仕事であり、規定がないから休講判断ができなかっただけに過ぎない。
我々海洋大生には、東京海洋大学の荒天時の授業取り扱いなどの学則を、大学当局が臨機応変な休講判断をできる様、大学側の決まり事を変えさせる努力をしなければならない時が来ている。それが、今、東京海洋大学に在籍する学生のなすべきことではないだろうか。