うぃーとの雑言

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海技試験申請書の書き方

小型船舶操縦士免許を取得しよう。

目次

 

 

一級・二級小型船舶操縦士免許とは?

 

日本国内においてレジャーやスポーツなどで使う海や川、湖を走るエンジン付きの小型船舶を操縦するために必要な免許であり、自動車免許と同じように身分証明書としても使用できます。この資格は、国家資格ですが日本国内でしか利用できず、他国では独自の小型船舶操縦士免許やそもそも免許自体存在しない国などまちまちです。

一般的には、民間の小型船舶教習所で申し込みをして受ける。

 

動画にもまとめている。なぜここに載せるかというと、チャンネル登録者を増やしたいのと視聴時間を稼げないだろうかと考えたからである。もしよかったらチャンネル登録をお願いしたい。


一級・二級小型船舶操縦士 試験 概要

一級小型船舶操縦士

(満18歳以上から取得可能、満17歳9か月以上より受験可能)

 

操縦できる水面

無制限。

 

操縦できる小型船舶の大きさ

総トン数20トン未満の船舶

・用途がスポーツやレクリエーションに限定された長さ24メートル未満の船舶。

ただし、水上オートバイは、特殊小型船舶操縦士の資格が必要。

 

二級小型船舶操縦士

(満16歳以上から取得可能、満17歳9か月以上より受験可能)

 

操縦できる水面

湖や川、湾などの陸岸にほぼ囲まれた水域(平水区域)

海岸から5海里まで。

 

操縦できる船舶の大きさ

総トン数20トン未満の船舶

用途がスポーツやレクリエーションに限定された 長さ24メートル未満の船舶

 

※年齢が18歳未満の方は操縦できる船舶の大きさが5トン未満に限定されます。(第二号限定)18歳に達すると、特に手続きは必要なくこの限定は解除され、次回免許証更新時には限定のない免許証が発行されます。

 

 

 

 

試験は?

 

・身体試験(試験会場入場時)

視力検査(ランドルト環)

色覚検査(赤、緑、白)

聴力検査(試験官との会話)

疾病及び身体障害の有無(病気あるか聞かれる)

・学科試験

              科目

    一般科目(小型船舶操縦者の心得及び遵守事項、交通の方法、運航)

              上級科目(上級運航Ⅰ、上級運航Ⅱ)

              試験時間

              一級:2時間20分

              二級:1時間10分

(海技資格の有無などにより試験の免除あり。)

・配点と合格基準

 

心得及び遵守事項

交通の方法

運航

上級運航Ⅰ

上級運航Ⅱ

科目配点

120点(12問)

140点(14問)

240点(24問)

80点(8問)

60点(6問)

配点合計

一般科目 500点

上級科目 140点

合格基準

6問以上

7問以上

12問以上

4問以上

3問以上

一般科目 33問以上/50問

上級科目 10問以上/14問

 

・一問10点ですべて同じ配点であるから、時間配分が大切になる。

・分野ごとで5割以上、科目の合計で6.5割以上の得点で合格となる。

・電卓の使用は不可。

・試験開始後30分で退出可

・トイレなどでも途中退出は認められない。

 

 

・実技試験

5トン未満の試験船を利用して、受験者3人一組で実施される。

 

・小型船舶の取り扱い

  • 発航前の点検(船体、操縦席、エンジン、法定備品から2か所)
  • 機関運転(エンジンの始動、暖気、停止)
  • トラブルシューティング(トラブルを想定して対処を行う。)
  • 解らん、係留(離岸、着岸、係留作業を行う。)
  • 結索(巻き結び、もやい結び、錨結び、クリート止め、一重or二重つなぎ、本結びから一つ)
  • 航海計器の取り扱い(ハンドコンパスで物標の方位測定)

・基本操縦

  • 発進、直進、停止(指示に従って、指定の速力で操縦)
  • 後進(指示に従って後進)
  • 変針、旋回(滑走状態から指示に従って変針)
  • 蛇行(滑走状態から3つのブイを蛇行して避け、元の進路に戻る。)

・応用操船

  • 人命救助(試験官の投げたブイを船内に回収する。)
  • 避航操船(見せられた画像に対する避航を実施する。)
  • 離岸(解らん後、桟橋から安全に離れる。)
  • 着岸(桟橋の指示された場所にボートフックが届く範囲に船をつける。)

 

配点と合格基準

 

小型船舶の取り扱い

基本操縦

応用操縦

科目別の配点

60点

120点

120点

試験科目別の成績が配点の60%以上かつ、成績の合計が70%以上であること。

 

 

 

 

実際に受験してみた。

 

筆記試験は、1週間たらず少しやっただけで満点であった。試験会場から出るとすぐに解答が発表されるため自己採点した。問題集を一周していれば、非常に難易度は低い。

 問題は、実技試験だ。こちらは、非常に難しい。着岸の試験の際に、思いっきり前進をかけたまま、桟橋に突っ込んでしまった、これにより、大幅な減点をされたことは言うまでもない。落ちたのではないかと思っていたが、結果発表されるとそんなことなく、合格していた。おそらく、人命救助などでの得点で補えたのであろう。

 結論として、筆記試験は常識的なところが多いためそれほど警戒する必要はない、むしろ、実技試験の対策に時間をかけるべきである。とはいっても、講習艇などを借りるのにも一苦労あるだろうが。

 

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